
オプティマイザ統計情報の自動バックアップについて
ディクショナリ内で統計が変更されるたびに、後でリストアできるように前の バージョンの統計が自動的に保存されます。
古い統計は、統計履歴の保存設定とシステムの最終分析時刻に基づいて、定期的 かつ自動的に消去されます。DBMS_STATSのALTER_STATS_HISTORY_RETENTIONプロシージャを使用して保存期間を構成できます。デフォルト値は31日で、オプティ マイザ統計を過去31日の任意の時点までリストアできることを意味します。
自動消去は、STATISTICS_LEVELパラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合に有効になります。自動消去が無効化されている場合は、PURGE_STATSプロシージャを使用して古いバージョンの統計を手動で消去する必要があります。
マニュアル「Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド」
13.5.2 前のバージョンの統計のリストア
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56312/stats.htm#i41497
オプティマイザ統計情報を収集する運用を行っているシステムでは、 統計情報の変化によってSQL性能劣化が発生した場合に備えて、 収集前には統計情報をバックアップしておいた方がよい。
DBMS_STATSプロシージャで統計情報を収集した場合は、上記の通り、 自動的に保存されるが、保存期間が過ぎれば削除される(削除しないように設定することも可能)。また、SYSAUX表領域が足りなくなった場合にも、古い統計情報が削除されるので(こちらは制御不可能?)、明示的にバックアップしておいた方が安心できる。
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