[Oracle Database] 12cから固定表も自動統計収集ジョブの取得対象

ガイド

マニュアル「Oracle® Database SQLチューニング・ガイド12c リリース1 (12.1) 」
固定オブジェクトの統計情報の収集
https://docs.oracle.com/cd/E57425_01/121/TGSQL/tgsql_stats.htm#GUID-ADC86F77-3B71-4BB7-986A-2DD283F0E212
より、

固定オブジェクトとは、動的パフォーマンス表とその索引です。これらのオブジェクトは、現在のデータベース・アクティビティを記録します。

他のデータベース表とは異なり、オプティマイザ統計が見つからない場合にX$表を参照するSQL文の動的統計が自動的に使用されることはありません。かわりに、オプティマイザは事前定義されたデフォルト値を使用します。このデフォルト値は代表的なものではない場合があり、最適ではない実行計画につながる可能性があります。したがって、固定オブジェクトの統計を最新のものにしておくことが重要です。

Oracle Databaseは、以前に収集されていない場合、自動統計収集の一部として自動的に固定オブジェクトの統計を収集します(「自動オプティマイザ統計収集の制御」を参照)。DBMS_STATS.GATHER_FIXED_OBJECTS_STATSをコールして手動で固定オブジェクトの統計を収集することもできます。統計は、代表的なアクティビティがデータベースで行われているときに収集することをお薦めします。

 

まとめ

  • 12cR1から固定表も自動統計収集の対象となっている。
  • ただし、以前に収集されていない場合のみ、収集される(更新量に応じて再収集されるわけではない)。
  • 代表的なアクティビティの実行タイミングで、手動で取得するのが推奨。

 

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