[Oracle Cloud] NATゲートウェイの基礎

本記事の目的

利用機会の多いNATゲートウェイだが、あらためてポイントをメモ。

 

メモ

マニュアル「NAT Gateway」より抜粋。

 

ハイライト

・NATゲートウェイをVCNに追加して、プライベート・サブネット内のインスタンスにインターネットへのアクセス権を付与できます。
・プライベート・サブネット内のインスタンスは、パブリックIPアドレスを持ちません。NATゲートウェイを使用すると、インターネットへの接続を開始してレスポンスを受信できますが、インターネットから開始されたインバウンド接続を受信することはできません。
・NATゲートウェイは可用性が高く、TCP、UDPおよびICMPのpingトラフィックをサポートしています。

 

 

NATの概要

・NATは、各ホストにパブリックIPv4アドレスを割り当てることなく、プライベート・ネットワーク全体にインターネットへのアクセス権を付与するために一般的に使用されるネットワーキング手法です。各ホストはインターネットへの接続を開始してレスポンスを受信できますが、インターネットから開始されたインバウンド接続を受信することはできません。

プライベート・ネットワークのホストがインターネットバウンド接続を開始すると、NATデバイスのパブリックIPアドレスがアウトバウンド・トラフィックのソースIPアドレスになります。したがって、インターネットからのレスポンス・トラフィックは、そのパブリックIPアドレスを宛先IPアドレスとして使用します。その後、NATデバイスは、接続を開始したプライベート・ネットワーク内のホストにレスポンスをルーティングします。

 

 

TIPS

・このゲートウェイでは、1つの宛先アドレスおよびポートに対して最大で約20,000の同時接続をサポートしています。

・ネットワーキング・サービスによって、パブリックIPアドレスがNATゲートウェイに自動的に割り当てられます。

パブリックIPアドレスを選択したり、予約済パブリックIPアドレスの1つを使用することはできません。

・VCN内のルーティングはサブネット・レベルで制御するため、VCN内のどのサブネットがNATゲートウェイを使用するかを指定できます。1つのVCNに複数のNATゲートウェイを設定できます(ただし、制限範囲内で引上げをリクエストする必要があります)。たとえば、外部アプリケーションがVCNの各サブネットのトラフィックを区別できるようにする場合は、サブネットごとに異なるNATゲートウェイ(つまり、異なるパブリックIPアドレス)を設定できます。ある特定のサブネットでは、トラフィックを1つのNATゲートウェイにのみルーティングできます。

 

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