ハイパーコンバージドインフラストラクチャとは
ハイパーコンバージドインフラストラクチャとは、企業向けの情報システム製品の一つで、一台のサーバコンピュータに仮想化基盤として必要な機能をまとめ、これを必要な台数繋いで全体として一つのサーバインフラとして稼動させるシステム。
サーバやソフトウェア、ネットワーク機器、ストレージ機器などを一つの仮想化基盤システムとしてパッケージした製品を「コンバージドインフラストラクチャ」(converged infrastructure)というが、ハイパーコンバージドインフラストラクチャはこの考え方を押し進め、単一の機器で基盤を構築できるようにしたものを指す。
大きな特徴はSANやNASなど専用の機器としてストレージを用意せず、サーバコンピュータに内蔵されたストレージ装置を用いる点で、ストレージを仮想化して管理するSDS(Software-Defined Storage)ソフトウェアによって複数台のサーバのストレージ装置を統合してシステム全体のストレージとして運用することができる。
参考)
・ハイパーコンバージドインフラストラクチャ 【 HCI 】
富士通さんのサイトの図解がわかりやすい。
特長的なのは共有ストレージの部分です。外部接続の共有ストレージ装置は必要とせず、Software Defined Storage (SDS)技術をもちいて、サーバの内蔵ストレージを全サーバからアクセスできる仮想的な共有ストレージとして利用可能にします。
代表製品
- VMware EVO(VMware)
- HP ConvergedSystem 200-HC(HP)
- VCE VxRack System(VCE)
- Nutanix Virtual Computing Platform(Dell、Nutanix)
- VSPEX BLUE(EMC)
参考)
・「ハイパーコンバージドインフラ」って何ですか?
・「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ」という、統合サーバーの新潮流が登場
Nutanix Hyper Converged Infrastructure入門
ソフトバンク コマース&サービス株式会社 小川 正一 後藤 正幸 長濱 歳也 萩原 隆博 森下 政純
翔泳社 2017-04-11
売り上げランキング : 35039
Leave a Reply