[Oracle Cloud] 期限なく無料!衝撃の新サービスAlways freeに関してまとめてみた

本記事の目的

Oracle OpenWorld 2019の初日に発表された新サービス「Always Free」についての解説記事です。

 

Always Freeて何?

一言でいうと、Oracle Cloudの特定サービスを期限なく無料!で利用できる超太っ腹なサービス。

既に公式ブログ(日本語版)で紹介されていましたので、そちらを抜粋。

オラクルは従来30日間の無償トライアル(300ドルクレジット)を提供してきました。今回それに加え、新たに「Always Free」サービスを発表し、提供を開始しました。一定のリソース内でAutonomous Databaseを含むサービスを、継続して無償で利用できます。

AWSクラウド無償枠と比較して、データベース・サービスを含む数多くのサービスが無期限で無償+リソースも多めに提供されます。主なサービスと利用枠は以下の通りです。

  • Autonomous Database (2インスタンス:1 OCPU, 20 GB Storage)
  • Compute (2インスタンス:1/8 OCPU, 1 GB Memory)
  • Block Volume (2ボリューム:合計100 GB)
  • Object Storage (10 GB) / Archive Storage (10 GB)
  • Load Balancing (1インスタンス:10 Mbps)

継続して勉強や開発したい、というお声は非常に多くいただいており、そうしたお声に答えられるサービスが提供できることは嬉しく思います。

 

メディア解説記事

各種メディアでも取り上げて頂いてました。いくつか見かけたものを紹介。

何れも好意的な反応。

 

 

Twitterの反応

今回のOOWでは様々な新サービスや業務提携などが発表されましたが、その中でもAlways Freeサービスのインパクトは大きかったようで、Twitterでも沢山の方が反応してくれてました。

「すごいやつ」なんて表現してる人も。

あ、自分でした。

 

正直、Exadata基盤で稼働するAutonomous Databaseを無償範囲で使えるようにしたところに、Oracle Cloudへの本気度、本サービスへの力の入れようを感じます。

Autonomous Database以外にも、Computeインスタンスや各種ストレージ・サービス、そしてロードバランス・サービスも含まれているので、ちょっとしたシステム構成をお試しするのに十分なサービスラインナップ。

一方、利用可能なスペックは最低限に抑えられているので、あくまでOracle Cloudの操作性やら特徴やらを確認するために利用いただくのが良さそうです。

 

 

FAQ

ここからは想定質問にいくつか回答。

cloud.oracle.comにAlways Freeの専用ページ内にFAQセクションが出来てたので、ほぼそこからの紹介です。

Always Freeは誰が利用できるのか?

プレスリリース「Oracle Offers Always Free Autonomous Database and Cloud Infrastructure」より抜粋

Always Free services are available in all regions of the world and are available to anyone, including those with paid accounts using Universal Credit pricing and new Free Tier accounts.

全てのリージョン、全ての人(新規トライアル申し込みユーザはもちろん、既存ユーザ)にも提供。

まさにAlways Free!

 

アカウント登録はどこから?

新規アカウント作成は、Always Freeの専用ページから作成できるようです。

早速、登録までの手順を丁寧に記事にしてくれてる方がいたので紹介(感謝)

【OCI】oracle cloud -アカウントの登録編-

 

なお、既存顧客(Oracle Cloudのアカウントをお持ちの方)は、特別な設定など不要で利用可能となっている模様。

Always Freeに該当するサービスの管理画面にて確認してみてください。

例えば、コンピュート・インスタンスの無料枠はシェイプ選択画面にて以下の様に確認できます。

※ホームリージョンを選択する必要がある点には注意(後述)

 

全てのリージョンで利用できるのか?

東京リージョン(Japan East)を含むほぼ全てのリージョンで利用可能です。

詳しくは以下のサイトにて確認できます。
Data Regions for Platform and Infrastructure Services

 

ただし、マニュアルのOracle Cloud Infrastructure’s Free Tierセクションに記載の通り、Always Freeが利用できるのはホームリージョンに限られるようなので注意ください。

During sign up, choose the home region carefully. Most Always Free resources can be provisioned only in your home region.

 

テクニカル・サポートは含まれるか?

前述のFAQより抜粋

Oracle Cloud Free Tier does not include SLAs. Support is via forums only.

まぁ無償なんで当然ですかね。

 

なお、アカウント登録やサインアップのトラブルに関しては、チャットにてサポートしてくれるとのことなので、ハマった方がもしいたら相談してみてください。

Contact the Oracle Cloud support team using the Chat link in the menu bar.

 

 

実際に使ってみた

という内容を書きたいところでしたが、諸般の事情で断念。

ただし、世の中では既にAlways Freeを試している方がチラホラ見かけたので、勝手に紹介させて頂きます。

 

 

その他の注意事項

良いところだらけの「Always Free」ですが、実際に使ってみようと思ったらOut of Host Capacityというエラーが出て使えなかったと呟いてる方を何人か見かけました(国内だけでなく、海外でも)。

詳しい事情を把握する立場にないのであくまで想像ですが、Always Freeを試そうとしたユーザが予想以上に多く、あらかじめ用意した環境・リソースが一時的に不足した状況ではないかと予想。

 

この予想が正しい場合、リソース追加さえされれば使えるようになるはずなので、もし本エラーに遭遇してしまった方は少し時間をおいて試していただくと良いかもしれません。

※あるいは、既存アカウントをお持ちの方であれば、サポートに問い合わせて原因を確認いただくという手も。。

 

まとめ

とにかく超太っ腹な新サービスAlways Free。これをきっかけにOracle Cloudもぜひ試してみてください!

 

 

おまけ

Always FreeをきっかけにOracle Cloudを試してみようと思った方向けのお勧めの入門記事はこちら↓

 

名前が似ているサントリーのノンアルコールビール「オールフリー」もついでに紹介。

のどごし抜群!

 

 

以上

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