
本記事の目的
オラクルのクラウドをつかいこなす IT プロフェッショナルのスキルを証明する新しいオラクルマスター認定資格として、Oracle Cloud Infrastructure 認定資格が2019年1月31日より日本語版として開始されました。
この認定資格の開始にあわせて、2019年2月(2/5-2/7) OCI Partner Deep Dive Daysセミナーが開催されるなど、注目の認定資格となっています。
参考)OCI Partner Deep Dive Daysの様子
なお、私もOracle Cloudを担当しているので、先日、同認定資格を受験して、無事合格できました(良かったw)。
同資格はまだリリースされたばかりの為、いわゆる黒本や白本といった試験対策本は発売されていないようなので、受験の経験を踏まえて、認定資格の獲得を目指す方の参考になるよう「試験対策ガイド」ぽい記事を書いてみます。
試験の概要
- 試験名
- Oracle Cloud Infrastructure 2018 Certified Associate Architect
- 試験番号
- 1Z0-932 (日本語試験は 1Z0-932-JPN)
- 前提資格
- なし
- 出題数
- 70問
- 合格ライン
- 68%
詳細は以下の公式情報を参照ください。
国内ではリリースされたばかりのOCI資格。合格者の少ない今が受験のチャンスかも!?
受験感想と試験対策のポイント
※実際に受験した上での感想ですが、あくまで個人の意見である点を踏まえて、参照ください。
- 試験の形式は選択式であり、難易度は従来のオラクルマスターと同レベル
- トレーニング教材や模擬問題など試験対策コンテンツ(後述)は豊富に用意されているので、しっかり準備すれば十分に合格可能
- サービスコンソール上の操作手順やコマンドを問う問題もあるので、実際に触ってみることが一番のお奨め
- 運も味方にすれば、合格間違いなし!
試験対策:コンテンツ紹介
OCI Deep Dive Daysセミナー資料
冒頭で書いたとおり、試験にあわせて開催された同セミナーの資料が、OPNパートナー様向けの専用サイト(寺子屋Oracle Cloud トレーニングコンテンツ)に既に公開されているようです。
アクセス権限のある方はぜひ参照いただくと、OCIの概要理解に役立つのはもちろんのこと、試験対策としても有効だと思います。
練習問題や試験問題の傾向を解説した試験対策セミナー資料もダウンロード可能です。
なお、OPN制度について以下のブログ記事が参考になります。
Cloud Learning Subscription(CLS)
Oracle University提供のCLSにて、有料にはなりますが本試験対策用のラーニングパスが用意されています。
こちらを利用するのが最も手堅い対策の一つと思いますので、利用できる方は積極的に活用ください。
たぶんこちらからアクセス可能と思います。
Oracle Learning Library
たまたま見つけたものですが、OUトレーニングのYoutubeチャンネルがあり、その中でOCI関連のトレーニングコンテンツも一般公開されています。
試験範囲にあたりそうなリストがあったので、紹介しておきます。
OCI Level 100 Training
OCI Level 200 Training
英語コンテンツにはなりますが、字幕も表示できますし、英語勉強も兼ねて利用すれば一石二鳥。
いつの間にかリンクが切れてました(2020/7/12追記)
Youtubeで検索するといくつか見つかりますが、以下のサイトに(一部ですが)日本語セミナー資料があるので、紹介しておきます。
・Oracle Cloud Infrastructure 活用資料集
Oracle Cloud Infrastructure Hands-on Labs
OCI Deep Dive Daysのハンズオンセッションで利用されていたサイトです。
Githubで公開されているのを知って、正直ビックリしました。
こちらも英語コンテンツにはなりますが、やはり実際に触ってみるのが一番身に付くので、活用すると良いと思います。
OUのOCI資格試験対策ポイント解説セミナー(2019/6/1追記)
OTNセミナーのオンデマンドコンテンツのページに、OCI資格試験対策ポイントセミナーの動画が公開されてました(5/24)。
「Oracle Cloud Infrastructure 2018 Certified Architect Associate 資格試験対策ポイント解説セミナー パート1 ~3」
実際の認定資格試験を想定した模擬問題を用いて各問題ごとに出題のポイントを解説を行うので、試験の出題トピックや実試験における出題傾向の把握しながら受験準備に役立てることができます。
とのことなので、資格試験対策に役立つこと間違いなし!ぜひ活用ください。
OUのOCI資格試験対策ポイント解説セミナー(2020/3/31追記)
Oracle Cloud Infrastructure 2019 Certified Architect Associate 資格試験ポイント解説セミナー(1)~(4)が追加されたようなので、こちらでもリンクを紹介。
その他
もちろん「[Oracle Cloud] OCI DBaaS 関連情報まとめ(リンク集)」でも紹介したマニュアルや公式ブログ記事なども参考になると思いますので、あわせてチェックしてください。
試験対策:これだけは抑えておけ!
手抜きですが、ポイントを箇条書きで紹介。
- OCI用語の理解
- 例:コンパートメント、IAM、AD、VCN、サブネット、セキュリティリスト、××ゲートウェイ、サービスリミット
- インスタンス(VM、BM)やストレージサービスの種類・特徴
- ネットワーク設計(VCN、サブネット、IP Secあたり)を聞く問題は沢山
DBaaSは概要を抑えておけば十分な印象DBに関しては各DBサービスの特徴を理解しておく。Oracle DBの知識が必要な問題も。
- 各リソースの有効範囲(Global/Regional/AD)
- OCIロードバランサーの特徴
- Data Transfer Serviceの特徴、利用手順
- DNSサービス(一般知識含む)
試験対策:実際に出たマニアック?な問題
基本的には良問が多い印象ですが、中にはこれ聞いてどうする?みたいな問題も正直ありました。
実際に自分が出会ったマニアックな問題を書きたいところですが、大人なので自粛。
その他:Professional試験情報
先日、Professional試験も受験しました。こちらの記事も良かったらどうぞ(2020/7/12追記)
留意事項
本記事は個人的な受験体験に基づいて記載したものであり、試験の合格を保証するものではありません。
試験の概要や条件・試験範囲などについては変更される可能性もありますので、最新情報については冒頭の公式サイトを参照ください。
本記事がOCI認定資格の獲得を目指す方の参考になれば幸いです。
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